仕事や小さな案件が増えると、全部を一つの場所にまとめたくなる。
一つにしておけば、どこまで進んだか見やすい。そう思って、二つのGPTの文脈も一つに待ち合わせさせようと考えた。
でも、二つにはそれぞれ違う目的がある。同じ仕組みに無理に統合すると、片方の都合にもう片方を合わせる時間が増える。今回は、まとめずに、それぞれの範囲で進めてみることにした。
目的が違う仕事は、別々に回した方がいいことがある
二つのGPTには、それぞれの仕事の文脈がある。片方が持っている前提を、もう片方が毎回引き継がなければならないわけではない。
すべてを待ち合わせたり同期したりすると、片方が終わるまで、もう片方も止まる。共有が必要な箇所がまだないのに、先に情報をそろえる作業だけが増えていく。
だから、目的が違うものは、それぞれの担当として進める。境界や衝突が出たら、そこで本人に戻す。最初から一つにするより、どこで確認が必要になったかが見えやすい。
境界を五行で書く
仕事を分ける時、細かい管理表を作る必要はない。自分なら、次の五行だけを仕事ごとに書く。
- 目的:何を前に進める仕事か
- 担当:誰が(自分/どのAI/どの役割)進めるか
- 引き継ぐ情報:目的や原稿の状態など、渡す前提
- 終点:どこまで行けば一度終わりにするか
- 未確認:まだ分からないこと、ぶつかるかもしれないこと
- 次の一歩:次に一つだけやること
この五行があれば、別の仕事を一つにまとめなくても、今どこにいるかを確認できる。特に「終点」を先に置くと、考え続ける仕事と、いったん止める仕事を分けやすい。
読者向けの仮例:一週間だけ分けてみる
ここからは、読者が試す場合の仮例である。自分がこの方法を一週間実施し、成果を確認した記録ではない。
たとえば、仕事Aを「原稿の下書き」、仕事Bを「事務資料の整理」とする。最初に、それぞれについて五行を埋める。
- 仕事A:目的は下書きを一度読める形にする。担当は自分(原稿用のGPT)。引き継ぐ情報は、下書きの目的と今の原稿の状態。終点は初稿を保存すること。未確認は追加資料の有無。次の一歩は見出しを一つ決めること。
- 仕事B:目的は資料の所在をそろえる。担当は自分(事務整理用のGPT)。引き継ぐ情報は、対象フォルダと不足一覧の作り方。終点は不足しているものを一覧にすること。未確認は重複の有無。次の一歩は一つのフォルダを確認すること。
一週間は混ぜずに進め、週末に衝突したところと未確認だけを見る。両方が同じ資料を必要としていたなら、その箇所だけ本人が確認する。最初から全部を同期させないので、どこに共有が必要なのかを小さく確かめられる。
統合は、必要になった場所だけでいい
将来、二つの仕事を統合できるかもしれない。ただ、それは期待や仮説であって、今すでに実現した仕組みではない。
情報の受け渡しで実際に衝突した時、同じ数字を二度使っていた時、どちらの終点か分からなくなった時。その場所だけを確認し、必要な範囲だけ共有すればいい。
量を増やすより、きれいな小さな改善ループに集中したい。目的、担当、終点、未確認、次の一歩を分けておけば、全部を一つにまとめなくても、仕事は一つずつ前に進められる。