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働く量を減らしたい時、最初に見る数字

2026.09.01


「働く量を減らしたい」と思った時、最初に浮かぶのは、収入のことだった。

週5日の仕事を少し減らしたい。休む時間を増やしたい。でも、手取りが下がったら生活が回らなくなるかもしれない。

そう考えると、先に「いくら稼がなければならないか」を決めたくなる。

僕も以前は、手取り額を中心に仕事を見ていた。手取り15万円前後なら暮らせるのか、もう少し必要なのか。仕事を休んだ時に必要な収入を考え直したことで、収入だけを見ていても足りないと思うようになった。前段は必要な収入を考え直した記録に書いている。

この記録で判断できること

減速の結論を急がなくていい。今日できる判断は次だけである。

  1. 毎月ほぼ必ず出ていく固定費を一つ、明細で確認する
  2. その金額を見ながら、「これは自分の何時間分だろう」と感覚で置く(正確な時給計算は必須ではない)
  3. 転職・退職・引っ越しは、まだ決めなくてよい

分かるのは「どこから確認するか」であり、「いくらまで減らせるか」の一般答えではない。

手取り額だけでは見えなかったもの

二つの仕事を合わせて、月222時間ほど働いていた時期がある。

その数字を見た時、働いた時間と受け取ったお金は分けて考えられないと思った。収入がいくらかだけではなく、その収入のために何時間を使ったのかまで見ないと、自分の生活に残るものが分からない。

始業前に平均23分ほど早く着いていた記録もある。勤務時間に含まれるかどうかとは別に、その時間も家を出てから仕事へ向かうために使っていた。

仕事の時間を考える時、給与明細に書かれた数字だけではなく、仕事のために生活から出ていく時間も見た方が、自分の場合は実感に近かった。

ただ、いきなり労働時間を減らせるかを考えても、生活に必要な金額が分からなければ不安は残る。

だから、順番を変えることにした。先に固定費、次に時間。収入の目標額はそのあと。

先に固定費を一つ見る

仕事を減らした後も残る支出が分からなければ、必要な収入も決められない。だから、最初に固定費を見る。

働く量を減らしたい時、僕が最初に見るようにしたのは、毎月必ず出ていく固定費だった。

家賃や管理費、通信費、車、保険。人によって内容は違うけれど、毎月ほとんど変わらずに出ていくものがある。

ここで家計全体を完璧に整理する必要はない。食費を細かく分けたり、すべての支出を一覧にしたりする前に、生活を止めないために外せないものを一つ見る。

固定費が分かると、その次に必要な収入が少し見えやすくなる。

「月いくらあればいいか」という答えを、最初から一般的な金額に合わせるのではなく、自分の生活で毎月出ていくものから考えられるからだ。

住居費や固定費まで含めて見ると、手取り額を増やすことだけが、生活を楽にする方法ではないと分かることがある。

当てはめ一行

一つ埋まれば、今日の作業は終わりでよい。

金額を労働時間につなげる

固定費と必要な収入が見えたら、次に、その金額のためにどのくらい働いているのかを見る。

たとえば、毎月必ず出ていく一つの支出を見て、それを自分の何時間分として払っているのかを考える。

正確な時給を計算しなくてもいい。仕事のために生活から出ていく時間を思い出すだけでも、金額の見え方は変わる。

「この固定費を払うために、何時間働いているんだろう」と考えると、仕事を減らすことが、単に収入を下げる話ではなくなる。

どの支出を残したいのか。そのためにどの時間を使っているのか。逆に、どこまでなら減らしても生活を止めずに済むのか。

答えがすぐ出るわけではない。それでも、収入だけを見ていた時より、考える場所は少し具体的になる。

必要な収入や働く時間の記録は、以前の記事と月の労働時間を記録した記事に書いた。今回は、その数字を出し直すのではなく、何から確認するかという順番の話だ。通勤・予定の当てはめは求人票の記録にもつながる。

全部を一度に変えなくていい

固定費を見たからといって、すぐに仕事を辞める必要はない。

必要な収入が見えたからといって、すぐに転職や引っ越しを決める必要もない。

まずは、生活を維持するために外せない数字と、そのために使っている時間を分けて見る。それだけでも、今の働き方を少し離れて眺められる。

大きな判断の前に、数字の並び順を変える。今はそれくらいからでいいと思っている。

5分だけ確認する

点検は一つだけでいい。今日は、確認したい支出に合うものを一つ開く。家賃や管理費なら通帳や引き落とし明細、通信費なら請求書やカード明細など。毎月ほぼ必ず出ていく固定費を一つだけ確認する。

家賃でも、管理費でも、通信費でも、車や保険でもいい。

余裕があれば、その金額を見ながら、「これは自分の何時間分なんだろう」と考えてみる。

家計を全部作り直さなくていい。働き方を決め直さなくてもいい。

毎月の生活に必要なお金を一つ確認できれば、そこから、自分がどこまで減速できるかを考え始められる。

この記録について

個人の体験の記録です。サイトの考え方はこのサイトについてにあります。